夏のドレス集 I.
夏のドレス集について
８月も終わりになって何が夏のドレス集じゃとお思いの向きも多かろうが、たまたま７月初旬に結婚式があって、それ用に何着か仕立てたものをアップしてみた。公開がこんな時期になったのは、ひとえに忙しいからである（開き直り）。
とはいえ、カクテルドレス２枚は秋まで着られるし、アフタヌーンドレスは初夏から初秋までのデザインなので、まあ許していただけるかと言い訳しておこう。
すべて自作だが、筆者のは見よう見まね洋裁の最たるものなので、作り方を習いたい人は、ちゃんとそれ系の学校に行くのがおすすめ。
まずは全体像。アイロンが甘くてウエストラインにちょっと浮きが出ているが、こまかいことは気にしないように。
フレンチスリーブにイレギュラーな裾ライン（ハンカチやスカーフをつまんでつり下げたところに似ているので、ハンカチーフ・ラインという）。胸元は深いＶライン、スカートはたっぷりギャザー。スカート丈は最長９０cmで、身長１５８cm前後の人でだいたいくるぶし丈。リボンレースとは、チュールレースの土台にリボン刺繍をした生地で、立体的な模様が楽しめる。
狙った雰囲気としては、フォーマルでゴージャスだけどちょっとだけ不良といったところ。
◇材料
◇リボンレース １１０cm幅４m
◇チュールレース １８０cm幅３m
◇コットンオーガンディ ９０cm幅５m
◇裏地：コットンローン １１０cm幅３m
ぎざぎざのヘムラインは、段階的に透けて見えるよう仕立ててある。上から一枚目がリボンレース（表地）、二枚目がチュールレース、三枚目がコットンオーガンディ、一番下が裏地のコットンローンという風に、すそをだんだん短くして斜めに裁つ。高い布で失敗すると大変なので、集中して一気に切ろう。
思わず潜ってみる小紅玉。表地一枚だとかなり透けます。
アップにしたところ。胸元は開きが大きいので、下に見せキャミを着るとラクで安心。ゴールデンパールは私物。
バックスタイル。この写真のほうが立体的な素材感がわかりやすい。花模様のチュールレースの土台に、リボンでぐるぐる渦巻きのような花刺繍をほどこしてある。背中の開きはなく、脇ファスナーでかぶって着る。
意外なようだが、ご紹介した三点の中でこのドレスが一番動きやすい。
