ELECTRIC VERSION

ロムスキー・Mintの

底抜け珍道中（その２）

＊文中、登場人物は敬称略となっております。
＊一部に事実が含まれていることがあります。ご注意ください。

エグすぎて書けない二次会カラオケ大会は、結果のみを記すことにする。
特筆すべきは、今回の主賓である鐘・荒痔（ジャン・アレジ）がかねてより「俺はヘタクソ」「芸無し」「あまりヘタなので曲を入れるとみんなに止められる」などと称していた件が、とんでもない大ボラと判明したことだろう。そればかりでなく、日ごろから「こわい、こわい」と吹聴していた鐘夫人は、清楚な雰囲気をたたえた美人妻である。あのように可憐な女性が恐ろしく見えるほど臆病ならば、なるほど、彼にとっては筆者など妲己（だっき＝古代中国の伝説的悪女。九尾の狐が化身したという）も同様であろう、と考え、許してあげることにした。
いろんな人を見て思うに、「天は二物を与えず」ということわざは、それほど普遍的ではないらしい。

氏名　　　　　　年代　　　　　　　　選挙区
鐘・荒痔　　　　オヤジ予備軍　　　　シシリー
得意技　　　　　歌唱力　　　　　　　講評
大ボラ　　　　　☆☆☆☆　　　　　　主賓
　　　　　　　　　　　　　　　　　　カラオケ大王に推薦

氏名　　　　　　年代　　　　　　　　選挙区
不味・煮汁　　　真性オヤジ　　　　　摂津
得意技　　　　　歌唱力　　　　　　　講評
大声でガラ　　　☆☆☆☆　　　　　　バリトン
スが割れる　　　　　　　　　　　　　寝技の帝王（歌に関係ない）

氏名　　　　　　年代　　　　　　　　選挙区
ぼん　　　　　　真性オヤジ　　　　　畿内
得意技　　　　　歌唱力　　　　　　　講評
鯨飲　　　　　　練れまくり　　　　　もう引き返せないこの道

氏名　　　　　　年代　　　　　　　　選挙区
淡海商人　　　　真性オヤジ　　　　　近江
得意技　　　　　歌唱力　　　　　　　講評
ヤジ　　　　　　未詳　　　　　　　　さんま似

氏名　　　　　　年代　　　　　　　　選挙区
書記長　　　　　オヤジ予備軍　　　　畿内
　　　　　　　　（かなりキテる）
得意技　　　　　歌唱力　　　　　　　講評
舞　　　　　　　☆☆☆　　　　　　　痩せれ

氏名　　　　　　年代　　　　　　　　選挙区
さすらい人　　　オヤジ予備軍　　　　畿内
　　　　　　　　（若手）
得意技　　　　　ジャンキー度　　　　講評
眠り猫の構え　　☆☆☆☆　　　　　　太れ

氏名　　　　　　年代　　　　　　　　選挙区
取手豪州　　　　オヤジ予備軍　　　　カナダ
得意技　　　　　エンタテイナー度　　講評
となりでしゃべ　☆☆☆　　　　　　　新ネタきぼーーーん
ってる男が憎い

氏名　　　　　　年代　　　　　　　　選挙区
Clark Mint　　　オヤジ予備軍　　　　関東
　　　　　　　　（末期）
得意技　　　　　エンタテイナー度　　講評
コブシ　　　　　☆☆☆☆☆　　　　　不離（はなさず）将軍に推薦
朝まで歌える　　　　　　　　　　　　レパートリー超広大、芸達者

氏名　　　　　　年代　　　　　　　　選挙区
ningyouya　　　オネーチャン　　　　世界の果て
　　　　　　　　（たぶん後期）
得意技　　　　　鯨飲度　　　　　　　講評
鯨退治　　　　　☆☆☆☆☆　　　　　美女

氏名　　　　　　年代　　　　　　　　選挙区
K.M.　　　　　　オヤジ予備軍　　　　ペテルスブルグ
ロムスキー　　　（自分じゃ若いつもり）
得意技　　　　　意外度　　　　　　　講評
意外にパワフル　☆☆☆☆　　　　　　トリックスター
声域広し

氏名　　　　　　年代　　　　　　　　選挙区
フォルス　　　　オヤジ予備軍　　　　京都
得意技　　　　　歌唱力　　　　　　　講評
傘がない　　　　☆☆☆☆　　　　　　よく幹事をやりながら
　　　　　　　　　　　　　　　　　　あれだけ歌いまくれるものだ

氏名　　　　　　年代　　　　　　　　選挙区
紅玉　　　　　　オネーチャン　　　　京都
　　　　　　　　（晩期）
得意技　　　　　兇煙者度　　　　　　講評
ハリセン　　　　☆☆☆☆☆　　　　　あいにく歌は苦手なの

おもなユニット：鐘・荒痔＆Mint　　　　チャゲ＆飛鳥
　　　　　　　　Mint＆フォルス　　　　あずさ２号　アリス
　　　　　　　　鐘・荒痔＆フォルス　　チャゲ＆飛鳥　松山千春
　　　　　　　　不味・煮汁＆フォルス　海のトリトン

なお、ゴッサンのバリトンのあまりの渋さに、筆者は思わず、「いやぁ、目をつぶって聴いたらマジで惚れそうですわ」と讃えた。
ゴッサン、「目ぇつぶってたら、て、そらどういう意味やねん」
筆者、「目ぇあけたら、そこに厳然たる現実があるんですわ」
ゴッサン、「うぐっ、ごほっ、げぼっ、ごほんごほんごほんげほげほがほ」
あまりのことにむせ返りがとまらないゴッサン。生まれて初めて、ゴジラのおっちゃんに一矢を報いた瞬間であった。記念のため、とくに記しおく。

（つづく）